忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2025/05/22 06:14 |
ジャマなボツ原稿
あげときます。
全部ff4でボツなので途中でぶっちぎってますので、ご注意。

今日はー・・・甲子園とかオリンピックとかみてた。

あとー・・・
あ、シャンプーとリンスの詰め替え買った。
あれは、ちゃんと使い切ってから詰め替えないといけないのね?
なるほどね・・・。

気が短いというか、気が早いというか・・・苦笑
まだ残ってる段階で追加で入れて、溢れさせましたからね。

あとー・・・そうそう、ジャバスクリプトが一部間違ってたんで、朝から急遽修正しました。
コメントタグを関係ないところに入れてたので、おかしなことになってたよ・・・。

まぁ、どうでもいいか。

っというわけで、続きにボツ原いれときますねー。


朝に「いってきます」とぺこりと頭を下げて出て行ったセシルが夕方になっても帰って来ない。
いい年した男なのだし、別に彼のことを心配しているわけじゃない。心配なのはメシのことだ。
そろそろ夕食の準備をしたいのだが、彼が食べるのだかどうかが分からないので米を炊く量とおかずに困っている。
一人ならご飯は炊かずに、冷凍庫に入れているごはんを解凍、おかずも昼間ののこりのそうめんでいいのだが、セシルが帰ってくるとなるとそれじゃ足りない。
どうしたものかと先ほど電話してみたのだが、すぐ傍で彼の携帯電話がブブブっと震えてため息が出る。
あんなやつどうでもいいじゃないか・・という気持ちは勿論ある。しかし、彼は悪魔に寵愛を受けている男なのだ。邪険にするとこちらの身が危うくなる。
俺にだって可愛い美女の守護くらいはついているかもしれないが、天使に悪魔じゃ分が悪い。
とりあえず、エッジとリディアとローザに連絡をとってみることにする。
エッジはバイト中らしく連絡が取れない。
彼は“男の資本は身体だ!”を合言葉に工事現場で日々つるはしを振るっているらしい。彼曰く、めちゃくちゃ楽しい・・・らしい。
リディアは地元じゃなく遠くはなれた友達の家で遊んでいるところだった。
夕食は昼間にとってきた山菜のてんぷらなのだといっていた。羨ましいかと聞かれたので、草なんか羨ましくないと言ってやったら、ひどく怒られた。
本当は羨ましいにきまってるだろうが。

冷し中華始めました

昨日、今年初めての冷やし中華をはじめたのが原因だろうと思う。
部屋の扉に貼られた半紙に“冷やし中華始めました”のへったくそな文字。
ご満悦のセシルの顔が目に浮かぶようで、俺は大きく首を振った。
「あのアホ・・・」
呟いて貼られた半紙に手を伸ばしたとき、エッジが通りかかってその文字を読んだ。
「あ、昨日、冷やし中華だったんだ」
「まぁな」
「いいよなぁ~冷やし中華~」
「うまかったぞ」
ちょっと趣向を変えてゴマダレに数滴ラー油を垂らしたのがなんともいえず美味だった。
そう教えてやると、彼は心底うらやましそうな顔をした。
「なー、今度俺も喰いにいってもいい?」


「なっ!頼む。助けると思って!」

エッジがそういって手をあわせ、ついでに土下座をして見せた。
セシルがそれにケラケラ笑い、エッジの頭を足げにしようとするのを俺は慌てて止めた。

エッジが俺たちに頭を下げたのは今週の金曜に予定している野球の試合のメンバーを頼まれてくれというものだった。試合の相手は、エッジの友人の兄の勤める会社の野球チーム。
一ヶ月ほどに相手チームを探してくれるようにエッジはその友人に頼まれていたそうなのだが、それを今日の今日までころっと忘れていたのだという。で、急遽のメンバー集めと相成ったと・・・。

「なんで俺がお前の尻拭いしなきゃならん」
「いいだろ?それくらい。時々セシルの子守してやってんじゃん」
それをいわれると弱い・・・って
「別に俺はセシルの専属の子守じゃねぇぞ。そんなこと恩になんて感じないからな」
「そこをなんとかさ~」
「だって、金曜だろ?おれ忙しいんだよ」
「留美ちゃんに、奈津子ちゃんに、みゆきちゃんだよ」
セシルがにこにこと笑ったまま暗唱するのは、俺が金曜に予定を入れている女の子3人だ。
彼は彼で俺の面倒を見ているつもり・・・かもしれない。
「っというわけ。だから野球なんて汗臭い球技やってらんないんだよね。」
頭に浮かぶのはいがぐり頭の高校生。白いユニフォームに真っ黒にこげた肌。
うん。俺には絶対似合わない。俺は、ほら、おなじ陽に焼けるのでも軽薄なサーファーって感じだろう?波には乗らずにピンク色に染められたアロハとかきて、女の子とかはべらせてるわけ。
それが俺でしょう?
セシルにいたっては市民プールでビート板持ってバタ足やってるのがお似合い。
そう、野球なんてやってられませんって。
しかも、このクソ暑いのに。
「頼むよ!リディアが、マネージャやってくれるっていうんだよ!俺、絶対いいとこ見せたいんだよ!頼む!」
「本音はそこらへんかよ」
「な、頼む!時には花を持たせてくれてもいいだろう?!」
「で、お前は何処を守るんだ?」
水を向けると、エッジはバッと顔をあげ輝く笑顔を見せた。
「もちろんピッチャー!!!!エースの1番!!!野球の花形!」
そんなの聞いて俺たちが面白いとでも思ってるのか・・・。
「どうする?」
っと話をセシルに向けると、彼はにこにこと笑って頷いた。
「僕はいいよ。野球、楽しそう」
「そうか~?」
「うん。楽しそう。とても」
“とても”という言葉に少々ひっかかりを覚えつつもセシルがそういうならと俺は了承した。“流石持つべきものは友!”と抱きついてきたエッジは俺が体をひょいとそらしたせいで柱に鼻をぶつけて鼻血を出した。
俺はそれを少々気の毒に見つめたが、セシルはとても幸せそうに笑っていた。

そして、当日。
エッジがあちこちからかきあつめてきたのは、殆ど素人だけで構成された素人集団だった。
着ているこっちが恥ずかしくなるほどの真新しいユニフォーム。
屋根のないベンチで俺は来なきゃよかったと後悔を深くしていた。
そりゃぁ、白いホットパンツ姿でサン・バイザーを被っているリディアの姿は本当に美しいのだが・・・野球はなぁ・・・。俺にはヤッパに会わないよなぁ・・・。
向い側・・・えっと、3塁側(?)にはエッジの友人の・・・以下略がいる。
年齢は俺たちと同じくらいのから、30代40代ってところか。
監督らしい恰幅のいい男は60代ってところだろう。
俺たちをみてニヤニヤ笑っているのは御しやすいと踏んでいるからか。腹は立つけどあんまりマジになる気はない。
なんたってめちゃくちゃ熱いのだ。
地面が陽炎を上げている。

PR

2008/08/14 18:07 | FF

<<斎藤さん | HOME | 暗黒騎士>>
忍者ブログ[PR]