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2025/05/22 10:36 |
ボツ原
拍手を撤去したから、ボツ原稿の置き場がないよ。

ってわけでボツ原稿を一つ此処においておこうとおもう。
ぶっちぎってるので注意。
ちなみにFF4です。

ジャンルとしては・・・バカです。
アホです。

続きにおいときます。
俺の部屋には銀色の猫が住み着いている。
ソファに丸まって寝ている猫。
本物の猫ではないけれど、アーモンド形の少しだけ垂れた目じり、形のよい筋の通った鼻、ぷっくりと膨らんだ赤い唇、長い手足は猫を連想させる。
「あーー・・・もぉ、こいつ最低」
俺はネクタイをシュルリと外し、忌々しく言った。
しかし・・・それでもこの猫は目を覚まさない。
上着に手をかけながら、俺は寝ているソイツを軽く蹴った。
「おい、おきろよ!セシル!ご主人様のお帰りだぞ!」
「・・・ん。んー」
「んーじゃねーよバーカ!」
蹴り落とす。
セシルはコロコロっと転がって、テーブルの足で止まった。
だが、目は覚まさず。
「・・・この、穀潰し!!!!!」
腰をかがめ、彼の耳を引っ張って遠慮なしに怒鳴ってやると、彼はビクンと体を震わせようやく目を覚ました。
「あ・・・そうか。うん。」
と、何かを納得し、また眠ろうとする。
「・・・・・」
こいつ・・・は・・・・っ!!!
「俺が起きろっつってんだ!!起きやがれ!!!!!」
足を思いっきり蹴り上げると、また目を開けた。
「あ、おかえり」
「おかえり・・・じゃねーんだよ!何やってんだ、お前は!」
「何って?」
そこでセシルは得意のふにゃっとした笑みを浮かべた。
「二度寝?」
「この時間にか?」
「じゃぁ、お昼寝?」
彼の笑顔に頬を引きつらせながら俺はもう一度言った。
「こ・の・じ・か・ん・に・か?」
その言い方に、ようやくにぶいセシルも何かを感じたらしい。
パチパチと目を瞬き、キョロキョロと辺りを見渡し、とっぷりと暮れた窓の外を見て驚いたように目を見開いた。
「あれ?」
「あれ・・・じゃねぇよ」
俺はため息をつき、頭をガシガシと掻いた。
「お前、今日は大学いくっつってなかった?」
「い・・・ってた。」
心なしか青ざめた顔・・・。いつもはサボってもなんてことないなんて言っているヤツなのに・・・。
「なんだ?」
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2008/07/01 21:54 | FF

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